お知らせ
論文掲載のお知らせ:妊婦RSウイルスワクチンに関するパートナーの認知と支援
齋藤あや准教授と田覚麻由美氏の論文が、国際学術誌 Vaccine に掲載されました。
本研究では、妊婦を対象としたRSウイルスワクチンの定期接種が日本で導入される直前に、妊婦100名とその同居パートナー100名を対象とした全国Web調査を実施しました。妊婦本人とパートナーのRSウイルスおよび妊婦RSウイルスワクチンに関する認知、接種受容、情報ニーズ、家庭内での意思決定の状況について、ペアデータを用いて検討しました。
分析の結果、RSウイルスに関する知識スコアには妊婦とパートナーで有意な差はみられませんでしたが、RSウイルスおよび妊婦RSウイルスワクチンについて「詳しく知っている」と回答した割合は、パートナーで有意に低いことが明らかになりました。また、パートナーの妊婦RSウイルスワクチンに関する認知や接種への支持は、妊婦のワクチン受容と関連していました。
これらの結果から、妊婦を対象としたワクチン接種の推進においては、妊婦本人への情報提供だけでなく、パートナーを含めた家庭内での情報共有や意思決定支援が重要であることが示唆されました。本研究の成果は、今後の母子保健およびワクチンコミュニケーションにおける支援方策の検討に貢献することが期待されます。
論文情報
Aya Saitoh, Mayumi Takaku. Partner awareness and support for maternal RSV vaccination: a paired survey of pregnant women and co-residing partners in Japan. Vaccine. 2026;88:128946.
https://doi.org/10.1016/j.vaccine.2026.128946