研究内容

保健医療従事者間での予防接種の情報格差や認識の差をなくし被接種者への不利益をなくす取り組みを目指しています

乳幼児の予防接種の情報提供機関(産科・小児科・保健所)、提供者(産科医・小児科医・内科医・助産師・保健師・看護師)は複数存在し、プロバイダー向けの系統的な予防接種教育がない中で所属機関や専門職間、立場の違いなどにより認識や情報量の違いがあります。実質、予防接種教育が各医療従事者の個人の裁量にゆだねられており、その結果、被接種者への情報格差が生じているのが現状です。予防接種に従事するすべての保健医療関係者が統一した認識を持ち、標準化した予防接種教育を実施可能にするためにも信頼性が高く、多職種間で共通して使用できる教育資料・教育プログラムの確立が必須であると考えています。